え行 |
小さなエサで大きな獲物をつりあげることから、わずかな元手で大きな利益を得ること。 |
お行 |
老いては子に従え 年をとってからはなにごとにも口出しをすることなく、すべて子どもに任せて、使うのが賢明な生き方だということ。 |
か行 |
飼い犬に手を噛まれる 自分の部下とか、日ごろ何かと目をかけてやっている者に、裏切られたり、悪い仕打ちをされること。 |
き行 |
聞いて極楽見て地獄 話しに聞くのと実際にその目で見たのとはまったくちがうということ。話ではよいこととされていたのに、実際はとんでもなく悪いことのいう。 |
き行 |
聞き上手の話し下手 人に話をさせるのがうまい人、いわゆる聞き上手な人というのは、自分自身が話をするのはうまくないものだということ。座持ちのうまい人のことをいう。 |
か行 |
蛙の子は蛙 生き方が相違しているようでも、結局、子供は親と同じような道を歩むものだということ。凡人の子は、やはり凡人だというたとえに使う。同:瓜の蔓に茄子ははならぬ。 |
く行 |
食うだけなら犬でも食う 仕事もしないでただ食って生きているだけでは犬も同様で、人としての価値はないということ。 |
く行 |
臭い物に蓋 ほかに知られると困ることが起こったとき、もれるのを恐れて知られないようにかくすこと。 |
け行 |
芸は身を助く 道楽で習い覚えた芸はのちに落ちぶれたときなど、生計を支える手段となるということ。 |
け行 |
喧嘩両成敗 けんかというのは、理由にかかわらずけんかをした人に罪があるのだから、両方とも罪を与えるべきだということ。 |
こ行 |
恋に上下の隔たり無し 色恋の道ばかりは、身分とか、上役下役といった区別のまったくないものである。 |
こ行 |
郷に入っては郷に従う 地域社会にはその地域独自の習慣があるものであり、その地域に新しく住む人はその風習習慣にさからわず、したがうようにしていくことこそ賢明な処世術というものだということ。 |
さ行 |
才余り有りて識足らず 才気の点では申し分ないほどなのだが、見識という点でどうも不満があるということ。 |
さ行 |
先んずれば人を制す 先手必勝、人より先にものごとにとりかかれば、成功は最短距離にあるということ。 |
し行 |
地獄の沙汰も金次第 地獄に落ちた場合もどんな責め苦を受けるかは金のあるなしで変わってくる。それほど金は力があるということ。 |
し行 |
地震雷火事親父 人を死に結びつけるものと封建的な家族制度のなかの父親という、人にとって恐ろしいものを並べたもの。 /p> |
す行 |
水泡に帰す 長い間積み重ねてきた努力が、まったくむだになってしまうこと。水の泡のように消えてしまうことにいう。 |
す行 |
酸いも甘いも知り抜く 人間はよいにつけ、悪いにつけ、数々の経験を積んで人の心や世の中の表裏を知りつくすようになること。 |
せ行 |
清水に魚棲まず あくまで澄んでかくれる場所がないほどんの水には魚は生活しないように、あまりに清廉潔白であれば人は住みつこうとしないものだということ。 |
せ行 |
急いては事を仕損じる 気がせくままに、急いでものごとを行おうとするとかえって失敗しやすいということ。急いでしたことがまったく無意味に終わることをいう。 |
そ行 |
そうは問屋は卸さぬ 相手の注文・要求のとおりにはいかないということ。 |
そ行 |
底に底あり 内情というものは、通りいっぺんのことではわからない深い事情がかくされているものだということ。 |
た行 |
代が変われば世も変わる 人の家というのは主がかわると、家風やそのほかいろいろなものが一変するということ。 |
た行 |
大器晩成 大人物と呼ばれるほどの人は、簡単に成るものではなく、長い時間をかけてはじめて花開くものだということ。また、晩年になって世に出る人のことをいう。 |
ち行 |
知恵と力は重荷にならぬ 知恵も力も人間にとってとても大切なもので、あればあるほどよいし、どんなにあってもじゃまにならないということ。 |
ち行 |
知恵は小出しにせよ 知恵というものは、いっぺんにある限りものをだしつくしてしまうと、どうにも動きがとれないことがでてくる。こんなことを考えて、必要に応じてその都度知恵は出すようにするのがよいということ。 |
つ行 |
付いた癖は焼いても退かぬ 悪いくせが身に付いてしまうと、そくせはなかなか容易にはとれない。 |
つ行 |
杖にすがるとも人にすがるな 杖に助けられて歩くことはしても、人をあてに生活することは絶対にないようにしろということ。 |
て行 |
敵に味方あり味方に敵あり 敵中にも自分をわかってくれる人物がいるし、味方だと信じている人の中にも油断できない人物もいるということ。 |
て行 |
手ぐすねを引く くすねとは弓の弦を強くする薬で、これをひいてじゅうぶんに準備をし、待ちかまえてる気分をいう。 |
と行 |
頭角を現す 才能や学識が他の人よりひときわすぐれてめだつようになる。 |
と行 |
問うに落ちず語るに落ちる 人にたずねられても用心しているのでけっして秘密をもらさないが、自分から話しているときはついうっかり自分から秘密を話してしまうということ。 |
な行 |
無い袖は振れぬ いくら出してやりたくとも、現に自分のものとして金銭などを持っていなくては出しようがない。 |
な行 |
無い物ねだり 相手がもっていないものを欲しがり、わがままを押しとおして人を困らせること。 |
に行 |
煮え湯を飲まされる 信用したために、にえくりかえった湯を飲まされることから、相手を信用していたのに、ひどい裏切りを受けること。 |
に行 |
憎まれっ子世にはばかる 他人に好意をもたれず、きらわれるような者がかえって世間ではだれに遠慮必要もないほどに幅をきかすこと。 |
ぬ行 |
抜かぬ太刀の高名 口では立派なことばかりをいっていても、実際に手腕を示したことのない人。 |
ぬ行 |
抜け駆けの功名 戦場でひそかに自分の陣地を抜け出して立てたような手柄のことから、すきに乗じたり、人をだましたりして、自分だけ利益を得たり、手柄を立てること。 |
ね行 |
願ったり叶ったり 以前からこうしたい、こうありたいと心の中で思っていたとりに願いがかないたいへん満足する気持ち。 |
ね行 |
寝耳に水 寝ているときに耳に水を入れられるように、ふいのできごとに驚きあわてふためくこと。 |
の行 |
能ある鷹は爪を隠す タカはえものをとるとき以外つめをかくすように、人間でも才能のある人は、むやみにみせびらかさず、いざというときに真価を発揮するものだということ。 |
の行 |
能なしの口たたき 無能な者にかぎって、いらぬことをしゃべる者が多いということ。 |
は行 |
敗軍の将は兵を語らず 戦いに敗れた将軍はその戦法について何も語らないことから、結果が失敗に終わったらその方法を語るべきではないということ。 |
は行 |
吐いた唾は呑めぬ 一度口から出してしまったつばはもうのみこめないついうことから、一度くちにした言葉は取り返しがつかない(ので用心して話せ)ということ。 |
ひ行 |
引かれ者の小唄 不利な立場にありながら、平気な顔をよそおって強がり、負けおしみをいうことのたとえ。 |
ひ行 |
日暮れて道遠し 時間をむだに使ったり、年をとってしまい残された時間は少ないのに、やりたい事ややらなければならない事はまだたくさん残っている、ということ。 |
ふ行 |
風前の灯火 ものごとが大変危険な立場にあっていつ何が起こるかわからないことを、風にさらされているともし火にたとえていう、 |
ふ行 |
夫婦喧嘩は犬も食わぬ 夫婦喧嘩はほんのつまらない争いから始まるものだから、他人があれこれと間に入って世話をするのは愚かなことだということ。 |
へ行 |
あまりのおかしさに、こらえきれずに笑いころげることのたとえ。 |
へ行 |
機嫌を悪くして、人を困らせるような態度をする。すねる。 |
ほ行 |
坊主憎けりゃ ある人を強く憎むあまりに、その人と関係のあるものすべてを憎く思うこと。 |
ほ行 |
坊主丸儲け
商売をしてもうけるには元手がいるが、坊主は |
ま行 |
蒔かぬ種は生えぬ 何事も原因がなければ結果は出ないし、努力しなければ良い結果を得ることはできないということ。 |
13日 |
混濁の世を救う感謝の心 感謝の心を失うとき、人は高慢になり、すさんでいく。これが世の醜悪なエゴイズムや暴力の根本原因。感謝の心をよみがえらせよう。感恩感謝の表れである。「ありがとう」と言う言葉を交わそう。家庭、職場、社会、そして地球上から、闘争は消えていく。 |
13日 |
混濁の世を救う感謝の心 感謝の心を失うとき、人は高慢になり、すさんでいく。これが世の醜悪なエゴイズムや暴力の根本原因。感謝の心をよみがえらせよう。感恩感謝の表れである。「ありがとう」と言う言葉を交わそう。家庭、職場、社会、そして地球上から、闘争は消えていく。 |
や行 |
焼き餅と欠餅は焼くほうが良い 女のしっとと餅は、むしろよく焼いたほうが、味がでるものであるということ。 |
や行 |
役に立たずの門立 能力のない者がたくさん集まって騒いでみても、なんの役にもたたないこと。 |
ら行 |
来年の事を言えば鬼が笑う 未来のことは予見できるわけもないから、口にすると、人の運命を左右できる鬼が無知な奴と笑うということ。 |
ら行 |
楽隠居楽に苦しむ 忙しいときには、楽になったらどんなに楽しいだろうと思うが、いざ楽になるとひまをもてあまし、苦痛を感じること。 |
り行 |
理屈上手の行い下手 理屈いうのは一人前でも、行動するとなるとさっぱりだめなこと。 |
り行 |
利息を取るより利息を払うな 人に金を貸して利息をとろうと考えるより、人から金を借りないような心がけが大切であるということ。 |
れ行 |
礼儀は 生活が豊かになり気持ちにゆとりがでてくると」、人は自然に礼儀を重んじるようになること。 |
れ行 |
礼も過ぎれば無礼になる あまり必要以上に礼儀をつくすのはむしろ相手の気持ちを害するから、ほどほどにせよということ。 |
ろ行 |
自分をぎせいにしても、人に尽くすこと。 |
ろ行 |
一つの望みを遂げ、さらにその上を望むこと。人間の欲には限りがないことのたとえ。 |
ろ行 |
六十の手習い 年をとってから学問や習いごとを始めること。または、それを謙虚な姿勢でいうことば。 |
ろ行 |
六十にして耳 60歳で他人の意見に反発を感じず、素直に耳を傾けられるようになる。ということ。 |
わ行 |
若い時の苦労は買うてもせよ。 若い時に味わう苦労は自分のためによい薬であるから、将来のためにすすんで苦労するのがよい。 |
わ行 |
我が門で吠えぬ犬なし どんなにいくじのない人でも、家の中では偉そうにいばっていること。 |